「動物とともに避難する」NPO法人アナイス

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被災動物の救援活動について

2004/07/22公開資料室

*このページは新潟県生活衛生課より頂いた文章を転載したものです


 

平成16年7月22日
生活衛生課

 

 

被災動物の救援活動について

 

1 被災地域の状況
被災地域の動物は、飼い主とともに避難所で飼育されているが、被災動物については、救援活動が行われていないことから、餌の不足や排泄物の処理に苦慮している住民も見受けられ、対応が必要となっている。
また、自宅に帰った被災者も飼育場所等に苦慮している状況である。

冠水地域で飼育されている犬の登録数

市町村名 被災地域の犬登録頭数
三条市 972
見附市 290
栄町 103
中之島町 411
長岡市 157
栃尾市 101
合計 2,034

2 現状の対応状況について
(1)県央動物保護センターが中心となり、被災動物保護収容活動を開始した。地域の保健所等からの連絡により、現地へ出向き動物を収容し、動物保護センターで保護している。
①避難所生活等様々な理由で一緒に暮らせなくなった動物
②被災により家に住むことができなくなり一時的に手放さなければならなくなった動物
③被災により飼い主不明となった迷子動物

一時預かり保護動物数(平成16年7月22日17時現在)

保護動物センター名 県央 中越 魚沼 合計
10 16
ねこ
合計 17 23

(2)被災により餌、ケージ等が必要となった飼育者からの相談受付業務を行っている。

3今後の方針
引き続き保護活動を継続するとともに、飼えなくなった犬、ねこ等については、ボランティア等を活用しながら、新しい飼い主を探す活動を実施していく。

4その他
(1)新潟県動物愛護協会及び県内のペットフード製造会社からの物資援助を受け、災害対策本部等に対し、犬、ねこの餌及び排泄物処理袋の配布した。
なお、緊急災害時動物救援本部に対し、ペットフード等の支援を要請中である。

犬用フード缶詰    1,760缶
ねこ用缶詰      1,300缶
排泄物処理袋     1,900袋
ポケットティシュ   2,500個

(2)獣医師会の協力を得て、被災者が飼育している負傷・疾病動物等の治療は無料で実施されている。