NPO法人アナイス

●1人
避難要員は多くても1人。
1人暮らしのあなたがお勤めや外出している間に災害が起こったら避難要員0です。

この場合も室内でフリーの状態で飼っている動物の為に、避難場所を用意してあげてはどうでしょう。
もちろんそこに逃げ込んでくれるかどうかはわかりません。
でも、せめて飲み水を用意して置いてあげれば、あなたが家に戻るまでの間をしのいでくれていると思います。

地震災害の場合、狭い空間に柱がたくさんあるトイレなどは構造上丈夫だと言われていますが、もしもトイレを利用することに抵抗がある場合は、お風呂や階段下、押し入れの下段などはどうでしょう。その場所をあらかじめ補強をしておくのも良いと思います。
ただし浴槽に注意。お風呂の溜め水は防災上必要ですが、そこに動物を入れるとなると溜まった水が危険なものに変わります。
浴槽のフタが外れて、落ちて溺れてしまわないように充分注意してください。
極論を言えば犬や猫は1日や2日飲み食いしなくても頑張っていてくれますが、困るのが餌や水を絶やせない小動物や小鳥です。

年輩で一人暮らしのかたの避難は、ご自身のことで精一杯ということもあり得ます。
日頃から動物を連れてどう安全に避難するか考えておいて下さい。
また、1人暮らしをしている家族をお持ちの方は災害時の対応について一度は話し合っておく必要があります。

ご近所とのコミュニケーションを深め、いざと言う時に様子をみてもらうことができるお友達を作り、お互いに助け合うのも一案です。現在どんな動物を何頭飼っているか、ご近所同士で知っておけば、避難の際に助け合うことができるのです。

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