NPO法人アナイス

●10月30日 中間レポート 豊岡市より
◆10月30日 中間レポート 豊岡市より◆

10月29日から30日まで台風23号の被災地、兵庫県豊岡市で後片付けをさせてもらっています。
3日間活動した感想ですが、川の東側が特にひどい状況です。
駅前のお店は平常通り営業しているところも多いかと思いいます。
被災地は泥だらけであちこちで異臭がします。
雨が降ればグチョグチョになり、晴天が続くと砂埃が舞う。
家の泥を流そうとしても側溝が詰まっているので水は流れず、側溝を掃除してから家の泥を流せば再び側溝は詰まる…
こちらに来てからニュースなどを見ていないのでわかりませんが、今でも関東のニュースは地震一色なのでしょうか?
こちらもまだこんなにひどい状況なのに…
レポート:島田 剛




平成16年10月20日に通過した台風23号の爪あとは大きく、復興にはまだまだ時間がかかるようです。
現在も義援金も受け付けていますので、詳しくは下記ホームページをごらんください。
被害に遭われた皆様につつしんでお見舞い申し上げます。
NPO法人 アナイス




●台風23号水害、豊岡市ボランティアレポート(11/5更新)
10月29日〜11月3日まで豊岡市水害ボランティアセンターで、前半3日を現場での作業・後半3日をセンターの内部スタッフ(センターの運営についてはこちら)として活動をさせていただきました。
水害時のボランティア活動はこれで2回目でしたが、作業に入るまでの流れ・作業内容などは前回の新潟の水害時(04年の7月)とほぼ同じでした。

活動までの流れは。
受付を済ませる→スタッフの指示に従い、依頼に答える人数がそろう→作業の説明を受ける→必要な物資をそろえて出発(遠隔地の場合は配車係が車を用意して車で移動)→作業完了後は使った資材などを洗って返却→報告書を提出して終了
こんな感じでした。

ゴミになってしまった物が片付けられ、町中が少しずつきれいになっていく様子は、嬉しさもありますが・切なくもありました。

さて、ペットですが…
朝、散歩中の犬を市街地で見かけたのと、派遣先近くの家の2階にあるベランダで犬が飼われているのを見かけました。(犬種が分からないです…)
あくまでもボランティアとして個人的に現地に入ったので、この辺の情報が少ない事をお許し下さい。

関東ではすっかり報道されていない感じの、台風23号の水害ですが。
復興の作業は大変なものです。家の中に入り込んだ泥を取り、浸かってしまった電化製品・家具などを捨て、畳を捨て、床板を剥がし、床下の泥を取る。
町が泥水に使ってしまった時の報道はテレビでも見た気がします、しかしその後の復興の様子はどうでしょう?
中越地震発生後、私は台風の事をすっかり忘れていました… その頃、台風の被災地では復興のための人を多く必要としていたと思います。

残念なことに、私は今回ラジオを持って行くのを忘れてしまい、現地のFM放送を聞くことができなかったのですが、新潟の水害時には「ボランティアセンターで現在○○が不足しています、作業が終わり必要なくなった方は提供してください。」などの地域に密着した細かい情報が報道されていて関心しました。
こういった内容を全国で放送して欲しいとは言いませんが、ボランティアの数・救援物資・義援金などは、報道により片寄ってくるものだと思います。

中越地方における震災の報道も必要ですが、台風の被災地のその後の様子も、もう少し報道されても良いのではないか?と思います。

レポート:島田 剛

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