アナイス 動物と共に避難する http://www.animal-navi.com/ アナイス 動物と共に避難する ja 2013-08-20T07:57:05+09:00 アナイスより静岡県掛川市・焼津市に講師を派遣しました。 http://www.animal-navi.com/navi/info/event_067.html 2013年8月10日(土)、アナイスより静岡県掛川市・焼津市に講師を派遣しました。 連日のように観測史上最高気温が発表される中、集まっていただいたみなさまは被災地で起こった出来事を例に挙げてのペットの防災対策を、熱心に聴講されていました。 午前10時から掛川城の北側に位置する、竹之丸研修室において、「KCSC掛川猫サポーター倶楽部によるペット文化向上啓発事業~ワンワン・にゃんにゃんと創るライフセミナー~が開催されました。 掛川市民のみなさまを対象に「地域の皆様と協働して『人とペットの愛護文化』はどう創る?」をテーマとし、子供とペット、お年寄りとペット、ボランティアの役割、ペットの防災など、多岐にわたる講演内容となりました。   会場となった竹之丸研修室は、もと掛川の豪商の自宅を改装した建物で由緒ある歴史的文化財です。 掛川市から委託を受けたボランティアグループにより管理運営されており、地元の文化遺産への愛情が強く感じられる会場に、自治体と民間団体の協働の好事例だと感じました。       KCSC掛川猫サポーター倶楽部からは、「人と動物の共生を考えていく上で今後は猫以外の動物も視野に、市民の草の根運動として息長く活動を続けていきたい」との講評をいただきました。 KCSC掛川猫サポーター倶楽部のスタッフのみなさま、暑い中早朝からの準備、本当にお疲れ様でした! 午後2時からは焼津市総合福祉会館(ウェルシップやいづ)において、「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」による焼津市市民公益活動事業「大規模災害の被災地に学ぶペットの防災対策」市民公開セミナーが開催されました。 同じ会場で、福島警戒区域内の動物たちの様子を撮影した写真展が開催されており、来場された方は、熱心に写真に見入っていらっしゃいました。 「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」は、もともと「やいづワンニャンの会」という名称でしたが、動物好きな人たちだけで取り組む活動ではなく焼津に住む人と動物、双方の幸せや理解・共生を考える活動にしたい、と「まち・人・くらし」という言葉を追加されたそうです。 「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」のスタッフのみなさま、暑い盛りの設営や駐車場の整理など、本当にお疲れ様でした! この日の静岡は34℃を超す暑さでしたが、それでもご参集くださったみなさま方の意識の高さや、主催者スタッフのみなさまの熱意がひしひしと伝わってくる講演会2会場でした。 今後の掛川市・焼津市での動物愛護や福祉の向上の活動や、動物の防災対策に、微力ながらもアナイスが貢献できれば幸いです。 2013-08-20T07:56:49+09:00 アナイス一般公開セミナー「東日本大震災 被災地に学ぶ動物避難」レポート http://www.animal-navi.com/navi/info/event_066.html 2013年6月23日(日)、アナイス一般公開セミナー「東日本大震災 被災地に学ぶ動物避難」を開催しました。  アナイスとしてセミナーを主催するのは今回が初めてでしたが、多くのみなさんにお集まりいただくことができました。  第1部は、動物看護師の谷茂岡良佳氏による講演「被災地の動物たちと飼い主」でした。  東日本大震災に関する講演やセミナーでは、ボランティアグループの動物救援記録や、救われたペットの情報がよく発信されています。  しかしながら、そのとき被災者である飼い主自身が、どのような対応をしていたのかは、あまり知られていませんでした。  谷茂岡氏の講演によって、避難所で”飼い主が”どのように動物たちをケアしていたのか、その一部がわかりました。参加してくださった皆さんが被災したとき、どのように動くことができるのか、考えるきっかけになったのではないでしょうか。 ・谷茂岡氏による講演  第2部は、アナイス代表の平井潤子による講演「見えてきた課題と解決 2年目の被災地は今」でした。  震災から2年たったいま、被災地の様子はどのように変わり、何が変わっていないのか。報道などでは、被災動物のことはほとんど見かけることがなくなってきました。平井代表自らが現地で調査した内容を元に第2部の講演は進みます。 ・平井代表による講演  そして、この2年間の平井代表自身の活動によって見えてきた課題について、動物と被災者両方の視点から問題提起しました。動物を助けることが、被災者を助けることにつながるには、どうしたらいいか。災害の現場では、動物の救援のために被災地を訪れることで、被災者に対してどのような気遣いが必要か……  受講者の中にも、災害時の動物救援活動に携わっている方が多く参加してくださいました。今後の活動の参考にしていただけたら幸いです。  午後の部では、午前の部会場に隣接する池袋防災館で、防災体験ツアーに参加しました。  消火コーナーでの消火活動体験や、煙コーナーでの建物からの脱出体験など、緊急時にどのような対応が必要か、勉強することができました。  また、東日本大震災や関東大震災、長周期地震動を体験できる地震コーナーでは、大きな揺れの中で避難する大変さを実感しました。 ・消火訓練ではまず「火事だーっ!」と叫び近隣に危険を知らせます ・地震体験コーナーでは震度7を体験。みんな机の下で動けませんでした  参加者は、 「あの揺れで、ペットを抱き上げることはできるかな?」 「緊急地震速報に強く反応することが多くなったよ」  など、自分の家庭で同行避難をすることがどうしたらできるのか、話し合っていま した。 ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。 アナイスでは、今後もセミナーの開催を検討しています。 今後のセミナーに、ご期待ください!  アナイスではペット防災や家庭動物に関する講演依頼を受け付けております。  たとえば・・・ ・ペット可マンションの「飼い主の会」主催で、ペットを飼うときのマナーについて講演をしてほしい ・自治会で、災害時のペット同行避難訓練をしたいので、災害時の動物救援に関する 講演をしてほしい ・犬や猫の新しい飼い主を捜しているボランティアグループで、飼い主向けの適正飼 養セミナーの講師をしてほしい などなど・・・  アナイスから、テーマに合わせた講師を派遣いたします。  お気軽にお問い合わせ下さい。NPO法人 アナイス 2013-07-11T23:54:39+09:00