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「改めて災害を考える」

「改めて災害を考える」
平成16年10月23日夕刻、新潟県中越地方を最初の揺れが襲いました。
あれから5日目の今日も、大きな余震が続いています。
悲惨な被害が続く中、土砂崩れから助け出された男の子の映像は、大勢の被災者を勇気付けました。

この夏、次々と日本列島を襲った台風。
現在も台風による被害の復旧作業は続いています。
災害救援は長期化すると、その印象が薄らいでいくのが実情。
しかし被災者の立場で考えると、その被害が続いている限り、その災害は終わっていないのです。
新潟県中越地震の報道の影に、未だ復旧作業に追われる台風被害が隠れています。2000年に噴火し、今なお避難生活は続いていて来年の2月、ようやく帰島のめどがたった三宅島噴火災害の被災者は、今ほとんど話題にならなくなりました。
私たちは最新の情報を入手しつつも、ブームのように被災者支援を行うのではなく、今改めて災害支援のあり方について考えなければならないのではないでしょうか。

台風23号と新潟県中越地震で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早く沈静し、被災地が復興いたしますようにお祈り申し上げます。

(J.I)


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