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被災地での出会い(2)

「感無量」


 福島県相馬市、松川浦港のすぐ傍に建つ宿「夕鶴」さんよりお年賀状をいただきました。
 東日本大震災直後、一時帰宅支援時の宿舎として、復興工事のみなさんに交じってお世話になっていた宿です。


 松川浦港も津波の被害は甚大で、多くの建物やホテルが被害に遭っていましたが、夕鶴さんは小高い丘の上に建っていたため、建物が使用可能で、災害復旧に関わる方々の宿舎として、営業を開始されていました。


 しかし宿の窓から目にする光景は、胸が苦しくなるほど切ないものでした。




 湾に浮かんだ建物や、道路をふさぐ漁船。建物の鉄骨がみんな同じ方向に折れ曲がり、津波の力の強さを示威しています。
 深夜に強い余震が起こった時には、『今、津波が襲ってきたら‥』と心の中で覚悟する場面もありました。
 当時は電話が通じなかったため、フロントを担当されていた方の携帯電話番号を伺い、連絡をとっていたことを思い出します。

 不自由な中、精一杯のおもてなしをしてくださっていたことがとてもありがたく、その後も調査等の為、南相馬市を訪問する際には、必ず宿泊させていただいておりました。

 そんな思い出がある夕鶴さんからの年賀状ですから、感慨もひとしおです。
 年賀状を手にし、しみじみと眺めいってしまいました。



 福島県と言えば三春駒や相馬野馬追で知られる地。
 2014年の午年に、駿馬のごとく、グンと未来に向けて跳躍されるよう
 心から祈念しております。
アナイス代表 平井 潤子

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