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この文章は、アナイスが会員向けに発行しているメルマガより抜粋したものです。

特集「地震展」その2

(前号からの続き
古い順に現在までに日本で起こった、地震・津波100の年表もありました。
特筆すべきものだけで100あるわけですから、どれほど日本には地震が多いか、よくわかります。ただ文字が多いため、素通りする人が多かったのが残念です。
日本の災害の歴史の中で、誰もが知っている災害「関東大震災」。阪神・淡路と違い、昼時だったため大火災(二次災害)が起きたことは周知のとおりですので、今後、関東で大地震が起きた場合のことに触れましょう。地震の被害は、地盤の状態によって変わります。新しくできたやわらかい地盤は、揺れを増幅させ被害を大きくします。古い硬い地盤は、その場所での被害は比較的小さいのですが、揺れを伝える役割をします。実際地震が起きた場合、関東では、神奈川中部・房総南部が新しく軟らかい地盤で、震度6〜7。千葉県北部・埼玉県中部・湾岸部を除く東京全域が、古く硬い地盤で、震度5以下が予想されています。しかし、断層の存在や、建物の密集度によっても被害は変わってきます。
知らない方が多いと思いますが、関東大震災では、相模湾と伊豆諸島に9〜12mもの津波がおきています。
震源によっては、湾岸部では注意が必要です。それらの条件も含めた、地域別危険度予想図が作られ、地震研究に関するホームページや、都市計画に関する書籍、防災館などで発表されています。
あなたのお住まいの地域を、一度確認してみましょう。

東京都都市整備局 「第5回地域危険度測定調査結果」
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_5/home.htm

最後に、ライフラインに関しての企業等の取り組みです。災害によって破損があった場合、水道関係とガスの復旧には特に時間がかかります。これは、ライン同士が密につながりすぎているため、一箇所でも破損していると、全体の機能が停止してしまうことに加え、ガスは安全確認に時間がかかるためです。
そのため、復旧技術よりも、破損させない技術の紹介が目立ったように思います。
地盤の影響を吸収する、ポリエチレン製ガス管。ジョイント部分を可動式にし、折れにくくした水道管など。しかし、地震時の社員の行動指針をあらかじめ決定している等の、復旧への取り組みもきちんとなされています。電話会社・郵便局では、携帯電話・臨時電話・インターネットによる安否確認システム、テレビ局では、速報・臨時ニュースのシステム、ラジオでは、都心への通勤通学者の安否を、ビル・学校単位で伝えるサービスや、45社のタクシードライバーから、情報提供を受けるシステムなどを紹介していました。災害発生後、一刻も早い復興の為には、官民一体となった取り組みが必須であると言えるでしょう。
次に、最近の大震災のたびに注目される「液状化現象」についてです。水分を含む砂の、ゆるい地盤というのが液状化の条件です。水分を取り除き、地盤を締め固めて、再び水が入り込むのを防げば、液状化は防げることを、ミニチュアを使って実演していました。さらに、建物の沈下・浮上を防ぐため、土台を深く埋める、抗基礎工事を行えばより安心です。液状化の条件が揃う湾岸地域・埋立地にある、お台場・有明・ディズニーランド等の建物は、抗基礎工事がなされているそうです。
最後に、みなさんにも身近な直接家族を守る「家」について。東海・東南海地震の予想では、家屋の耐震基準を満たせば、死者は3割減らせるとでています。
土台や柱はしっかりと、その他の部分は柔軟に、というのがポイントのようです。特に有効なものとして、基礎・土台・柱を金具で連結する方法と、いくつかのパーツを柔軟性のある、強力な接着剤で組み合わせた、動く壁などが紹介されていました。
パソコンによる耐震診断も行っていました。・部屋が多く、壁がたくさんある間取りか?・近くに崖や川があるか?などの質問に○×で答えていくものです。
この住宅の耐震診断は、最近いろいろな住宅供給会社等で実施していると思います。ぜひ受けてみてはいかがでしょうか。
駆け足で紹介してきましたが、この展示・実験が本当に伝えたいことは、知識ではなく「あなたはどうですか?準備はしてありますか?」ということ。昨年9月26日におきた「2003年十勝沖地震」では、以前にも大地震・津波の経験があるため、家具固定等の準備・津波へのすばやい対応等、徹底されていたため、規模のわりに被害の少ないことが注目されています。研究者がどんなに警鐘を鳴らしても、企業や自治体が努力を重ねても、生き残れるかどうかは結局、あなた自身にかかっています。すぐにでも、お住まいの地域と家を確認し、ご家族と話し合ってみましょう。その際、お父さんと子供が会社や学校に行っているとき、休日に家族みんなで過ごしている時等、様々な状況をいくつか想定しておくことを、お勧めします。
(レポート 佐野 晶子)


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