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〜現地より報告〜  


〜現地より報告〜
前回のご報告に続き、11月2日、アナイスのスタッフ2名が新潟県小千谷市に入りました。
地震発生から10日が経ち、避難所の生活も徐々に変化を見せてきているようです。
地震直後は飼い主と同行避難している動物達が数多く見られた各避難所でしたが、自宅の倒壊を免れた方の中には、もともと外で飼育されていた動物達を自宅に連れ帰り、避難所での生活を続けながら、朝夕、動物のお世話をしに通っていらっしゃるケースもありました。

寸断されていた道路の応急的な復旧で、不足していた物資も少しずつではありますが手に入るようになり、水道や電気などライフラインの復旧に伴い、自宅を片づけることも可能になったことで、日常の生活を取り戻すべく頑張っている住民の姿があちこちに見受けられました。

また、自衛隊の仮設テントも設営されており、地域によってはペット飼育家族が入居できるテントも用意されていました。
ただし、テントが設営されている場所によっては避難場所の本部と離れており、避難なさっている方への情報や連絡事項、救援物資などが手に入りにくいため、テントへの移動を躊躇されている方もいらっしゃいました。
このような点については、今後の検討課題の一つになると感じました。



しかし季節柄、現在の寒さをしのぐ方法はありましたが、この震災がもし真夏や雪深い真冬に起きていたら、今以上に様々な問題が起こっていたと考えられます。

未だに大きな余震が続く中、住民の方々の不安は大きく、被災された方々が直面している問題は、私たちが想像している以上に深刻で厳しいものではありますが、そんな中でも地域とのつながりや近隣同士の助け合い、家族の協力で、お互いに手を取り合って災害を乗り越えて行こうとされているように感じました。
その姿は決して悲観的なものではなく、復興に向けての前向きな姿勢を感じ、反対に私達が元気をいただいたように思います。

↓長岡市内の美容院さんの張り紙


ご自宅の全壊という被害を受けられ、テントでの避難生活を送られていたウェルッシュコーギーのチャッピーちゃん(4歳・♀)のご家族は、不自由な避難生活の中、『どこに行くにもチャッピーは一緒だよ!』と明るい笑顔を見せてくださいました。
良い子に育てられたチャッピーちゃんは、避難所のみなさんにとてもかわいがられています。



今回たくさんの方にお話をお聞きし、被災地にうかがわせていただき、改めて飼育動物が家族同様の存在であることを実感しました。
また避難所でお会いした行政の方々は、ご自身も被災されている中、住民の為に寝食も惜しんで働いていらっしゃいました。
そのご苦労には、頭が下がる思いでした。
災害時の人と動物の救援には解決すべき問題がたくさんあると思います。
人の力では防ぎきれない「災害」に、個人と個人、組織と組織など様々な枠を越え、手を取り合って立ち向っていけたら‥と今、心から感じています。

新潟県中越地震の詳しいレポートについては、また改めて画像とともに報告させていただきます。


NPO法人 アナイス


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新潟現地レポート 10月30日  

現在、新潟に赴いているスタッフからの情報の一部をご報告します。
ある一家4人は家族同様にかわいがっている犬3匹とともに車の中での避難生活を送っていました。
人だけでも狭い車内ですが犬達と一家は、窮屈な思いをしつつも寄り添い励ましあってこの災害を乗り越えようと頑張っているのです。
多くの方々が動物とともに車での生活を送っていらっしゃいます。
しかし車での避難生活を余儀なくされている方々にとって、この寒さは 更に痛手となります。
やむを得ずアイドリングをして暖房をかけますが、その排気ガスが人々の健康を害す一因となります。
ある程度車と車の間隔をあけ、排気ガスを緩和する工夫も必要なのかもしれません。
現地からの情報では、小千谷の体育館付近に避難している動物はおよそ100頭にも及ぶといいます。
屋外に繋留された犬達がせめて雨露をしのげるよう、早急な対応が必要だと言えるでしょう。

一雨ごとに冬に近付いています。
長引く避難生活に住民の方々と動物達の健康が懸念されます。

現地取材 S.M & M.S




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