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帰宅困難者を想定した徒歩帰宅訓練  

防災の日の9月1日。

朝から半蔵門そばの東京FMに呼ばれ、午前9時から11時までペット防災についてお話をしました。

そこでの仕事が終わり、後にしたのが午前11時30分。

防災の日にふさわしい仕事だったと自己満足。


だが、調子に乗りやすいのが私のいいところであり悪いところです。

防災にふさわしいことをもっとしたくなった私は、よせばいいのに帰宅困難者の気持ちになってみようという衝動に駆られて、家まで徒歩で帰ることに決めました。


歩き始めたらすぐに光化学スモッグ注意報が発表。風もなく暑いということですね。もうすでに30度オーバーか?


まずはJR四谷駅を目指して、歩き始めました。四谷から市ヶ谷の防衛庁をかすめ、合羽坂を登って薬王寺商店街を抜けました。ここは道も狭く、両側の建物は古く、有事には危険だなという感じでした。


途中若松町(?)あたりから早稲田を目指し左折。

角のオリジン弁当でおにぎりを3個購入。

スポーツ飲料を片手に汗をカキカキ、おにぎり食べ食べ、

頭上からの落下物、足元の危険物に気をつけながら(笑)

ひたすら歩き続けました。

滴り落ちる汗にハンカチは早くも悲鳴を上げる始末。


一時間も歩いていると、kセンターが目に入ってきました。

ここは第二の職場。ちょっと寄って一仕事(一休み)。

ここまでの距離はあとで測ってみると5kmくらいです。

そこでの仕事を終え、自宅に向けて出発。時刻は午後2時半になっていました。

まずは高田馬場を目指し、聖母病院の坂を上って江古田を目指しました。

途中、もうだめだとハンカチが言うので、100円でタオルを購入。見場は無視して首にかけました。


江古田の手前でおいしそうなカレーパンをつい買ってしまい、ぱくつきながら江古田駅の脇を抜けて桜台氷川台平和台を経由し、なつかしき東京メトロ「地下鉄赤塚駅」の入り口が見えたのが午後4時50分。今朝はここから出発したのです。

わが家到着はその後10分経った午後5時ちょうどと相成りました。


後で調べたところではkセンターからの距離は13km。

結果、計18kmを3時間半で歩いた計算となります。(休んだけどね)平均時速5km程度。


それにしてもあと5kmくらいというところから足が痛み出しました。ふだん歩いていない生活だし、革靴だったから無理もありません。

結構いい靴だったのになんだかくたびれた感じ。

見ればスラックスも汗でぬれており、シャツもどろどろ。あーあって感じです。


移動に要した費用は500mlスポーツ飲料3本、おにぎり3個、カレーパン1個、タオル1枚。その他クリーニング代も含めると1500円はくだらない。

時間をたっぷり使い、お金をかける。これは贅沢の条件を満たしています。

でも私はとても贅沢な時間をすごしたのだといわれてもすぐには納得できないくらい疲れました。


そして午後11時にはバタンキュウ。

久しぶりの十分な睡眠というおまけがついたのだからやっぱり贅沢だったのかも。


こうして My 防災の日は終わったのでした。

私的徒歩帰宅の心得  

1.まず準備する
安全なところで屈伸運動やストレッチをする。次にルート選び。できるだけ広い道(幹線道路)を歩くのが原則。幹線道路は最も防災対策が進んでいる。

2.靴擦れ対策をあらかじめするとよい
私の豆は母指頭と小指の外側にできた。あらかじめバンデージングなどを施しておくといいのでは?もちろん履きなれた靴しかはかないというのはいい方法だが、守れるとは限らない。

3.ゆとりあるペースを維持する
帰宅をあせるあまり、オーバーペースになると疲労が早い。少しゆっくり目を長く維持できるのがよい。体力によるだろうが、20km以上歩くのなら時速4km以下に抑えたほうがいいのではないだろうか。

4.体力保持に努めながら歩く
暑い時期は水分補給を欠かさない。エネルギー源の補給も大切。理想的には喉が渇いた、おなかがすいたと思う前に補給すること。定期的に行えれば最高。時間にゆとりあれば、移動の行程をはなはだしい温度環境にならないよう、出発時間を工夫するとよい。夏なら夜間移動、冬は日中移動など。寒い季節、ポケットに手を入れたまま歩いていると転んだときに怪我をする。新聞を洋服の下に入れると暖かい。

5.帰る方向はいつも意識する
太陽の位置、星の位置もそうだが、屋根の上に設置されているアンテナの方向から方角を推定できる。東京ならアンテナは東京タワーを向いているものである。衛星放送受信用のドーム型アンテナは主に南西の方向、屋根に載せてあるソーラー電池は南側にある。

6.適度な休憩も必要
歩くという運動は一部の筋肉と関節に偏った負担を強いる。安全な場所を見つけて意識して休憩し、屈伸運動などストレッチをするとよい。帰路の情報について周りの人に聞くチャンスにもなる。先々の情報をあらかじめ把握することはとんでもない迂回をしなくて済むことにもつながるのだ。

7.気分転換も必要
空を見上げる。歌を歌う。好きな詩の一節をそらんずる。歩くという単調な作業にアクセントをつけるのはよい。明るい歌はさらによい。

8.疲れてきたら上を向く
疲れてくると下を向きがちになり、事故に遭遇する危険性が高まる。疲れてきたら意識して顔を上げ、周囲を見回しながら歩くこと。

9.戻る勇気を忘れない
疲れていたり、帰路をあせると眼前の危険を軽視する傾向がみられる。橋げたが落ちていたら、普通なら渡らないだろう。ビルが倒壊して道路をふさいでいたら迂回が必要だ。そんな当たり前のことを正常に判断する頭脳を忘れないようにしてほしい。

レポート:M.S



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