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うさぎ

長い耳にフサフサの毛。種類も垂れ耳や長毛、サイズも体重1キロぐらいの個体から8キロぐらいの個体まで様々。人にもよくなれ、とてもかわいい動物です。
そんな家族の一員である彼らの災害時の対策について考えてみましょう。

//輸送方法//
ほとんどのご家庭で飼育されているウサギは、ウサギ用のケージや犬用のケージを使用していることが多いと思われますが、災害時、そのままケージを持ち運ぶには大きすぎてしまい、また輸送時にウサギが中で暴れてケガをする危険性もあります。 日頃から移動用のキャリーケースを用意しておく必要があります。


しかし、ウサギを飼われている方はご存知かもしれませんが、ウサギは意外と尿の量が多く、ネコ用などのキャリーケースに入れて運んだ場合、その中でされてしまうと大変です。ウサギは湿気に弱い動物ですし、汚れてしまって不衛生です。仮にタオルなどをしいたとしても、ぬれたタオルで身体をひやしてしまいます。ぬれてしまったタオルやシーツの交換は移動中は脱走したりする危険がありますので、避難所についたらすぐに取り替えてあげましょう。

最近、ウサギを専門に扱うショップが増えてきましたが、そういったお店では形は猫用キャリーケースのようですが、底にスノコがあらかじめ装備してあり、その下にペットシーツなどをしくことができる物が市販されています。そういった物ならウサギが汚れる心配もなく、持ち運びが可能です。

//食事//
食べなれているウサギ用のフードを日頃からストックしておきましょう。

他に食事として与えられるものは、野菜や果物、牧草などです。牧草に関しては巣材としても使用することができるので、これも細かいものではなく長めのものをストックしておくといいでしょう。

また伸びつづける歯をけずるため、かじり木や固くブロック状にしたおやつなども用意しておく必要があります。

水に関しては、給水ボトルを使用するのが一番です。
水をこぼしてしまう事もないので、災害時の準備としてこのボトルも一つ余分に用意しておく事をおすすめします。

 

//温度対策//
ウサギの適温は18〜25℃。湿度は40〜60%くらいだと言われています。ウサギは湿度が高いのがとても苦手な動物です。
夏冬の対策だけでなく、梅雨時のことも考える必要があります。

梅雨時、ケージは風通しがよく、乾燥した場所におきます。とはいっても、避難場所ではなかなか理想の場所はないかもしれません。その場合少しでも快適に過ごせるように、水をこぼしたり、オシッコをしてスノコがぬれてしまっている場合は、すばやくふきとるなどの対処が必要です。

夏は、直射日光が当たらないように日よけをしたり、風通しのよい場所におく配慮が必要です。また冷たくひやしたステンレスの入れ物をいれたりすると、それにくっついたりすることができるのでそれも対策の一つだと考えます。(その際、水気はよくふきとります)

冬は、保温対策を考えなくてはなりません。避難場所でエアコンなどの暖房が使用できない場合、ケージ内には巣材をたくさん入れ、ケージごと大きめの段ボールにすっぽり入れ囲うなどの対策が考えられます。


//その他//
ウサギのフサフサの毛は意外とよく抜けるものです。

日頃からブラッシングの習慣をつけ、避難先でも毛が抜けて他の人の迷惑にならないよう、人のいないところでブラッシングをするなどの対策をとりましょう。

また最近のウサギのフードは、フン尿のニオイがあまりしないように改良されたものが市販されていますが、それでもニオイの問題は必ず出てきます。
災害時の防災グッズの中に、ペット用の消臭剤も必ず用意しておきましょう。

ウサギの発情ですが、発情したオスもメスもいつも以上に元気があり床をパンパンとたたいたりします。
特にオスは、尿を撒き散らしたり、気が荒くなったりする個体もいます。
普段家庭で飼育されている時はいいのかもしれませんが、避難時にこういった発情期の状態が原因でトラブルになる事も考えられますので、繁殖するつもりがないのなら去勢手術をしておくことも一つの対策だと考えます。

 

(飼い主K・Iさんからのアドバイス)

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