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05年マイクロチップレポート

アナイスでは、マイクロチップの現状と今後の動向調査するため、全国47都道府県に対しアンケート調査を実施いたしました。

対象:全国の47都道府県
期間:2005年7月22日〜8月18日
調査方法:電子メール・WEBによるフォーム
回答数:27
未回答:20

***アンケート内容***
●マイクロチップをご存知ですか?
はい・いいえ

●貴行政区ではマイクロチップの読み取りを行っていますか?
行っている・行っていない

▼マイクロチップの読み取りを行っている場合▼
●マイクロチップの読み取りはいつから行っていますか?
●どこの施設にどういったタイプのリーダーが設置してありますか?(出来ればメーカー名・商品名も)
●それらはISO規格(ISO 11784/11785)に対応したリーダーですか?
●読み取りの対象となる動物の種類を教えてください。
●昨年度、マイクロチップを読み取る事のできた頭数を教えてください。
●実際、マイクロチップの読み取りはどの段階で行われますか?

▼マイクロチップの読み取りを行っていない場合▼
●読み取りの予定はありますか?(具体的にいつ頃か分かればお願いします)
読み取りが決まっている・読み取り予定・検討中・検討していない
●読み取りを行わない理由はなぜですか?(複数回答可)
マイクロチップが普及していないから・リーダーが高いから・
読み取りが面倒だから・マイクロチップについて良く分からないから・
リーダー設置の事例が少ないから・取扱頭数が少ないから・
マイクロチップの必要性を感じていないから・その他
******


回答


●マイクロチップを知っているか?
マイクロチップを知っているか?

未記入の、東京・福井以外は「知っている」との回答を頂きました。東京はこの質問には未記入でしたが、読み取りを実施しています。

●マイクロチップの読み取りを行っているか?
マイクロチップの読み取りを行っているか?

マイクロチップの読み取りを行っていると答えた都道府県は、東京都・静岡県・福岡県でした。

▼マイクロチップの読み取りを行っている場合▼
●マイクロチップの読み取りはいつから行っているか?
福岡が一番早く平成11年から、東京・静岡は平成15年に読み取りを開始したそうです。

●ISO規格(ISO 11784/11785)に対応したリーダーか?
ISO規格に対応していないと答えた地域はありませんでした。

●読み取りの対象となる動物の種類は?
行っていると答えた、東京・静岡・福岡では対象が「犬」のみでした。
この現状はとても残念です。特に静岡県は、05年3月のAIPOへの登録数を見ると、犬368頭・猫3420頭と猫へのマイクロチップ導入が多いのです。

●昨年度、マイクロチップを読み取る事のできた頭数
回答を頂いた全ての地域で0頭でした。

●実際、マイクロチップの読み取りはどの段階で行われますか?
保護した時点・処分する前や譲渡する前など各地域まちまちでした。
各地域の情報を詳しく知りたい方は詳細ご覧下さい

▼マイクロチップの読み取りを行っていない場合▼
●読み取りの予定について
読み取りの予定について

「検討中」と答えた地域がもっとも多く19件でした。

●読み取りを行わない理由
読み取りを行わない理由

「マイクロチップが普及していないから」と答えた地域がもっとも多く、次いで「その他」の回答が多かったです。
「その他」の回答には、「法的制度が確立されていない」「狂犬病予防法との整合性」などの回答がありました。


各地域の詳細にて、マイクロチップリーダーの導入に対する各地域ごとの回答がご覧になれます、こちらも合わせてご覧下さい。


感想とか


マイクロチップの読み取りを行っていると答えた、東京・福岡・静岡では読取り対象動物が「犬」のみだったのがとても残念です。
理由は分かりませんが、マイクロチップの読み取りに対しては先駆的な地域だけに、「犬のみの読み取り」という前例が全国に広まってしまわないよう、これらの地域には、他の動物に対しても読み取りを行う事の必要性を積極的にアピールしつつ、解決策を考えていきたいと思います。

読み取りに関して、積極的な地域も多く見られ、今後マイクロチップの読み取りを行う地域が増えていく事が想像でき、とても嬉しく思います。
まだ読み取りを行っていない地域に対しては、導入済みの地域などから頂いた情報を生かし、リーダーの普及につなげて行きたいと思います。

あなたの住んでいる地域では、まだリーダーが設置されないかもしれません、「リーダーがないから」なんて言わずに、先にチップを導入して見るのはいかがでしょうか? その一つ一つが力になり、地域の行政を動かす事が出来ると信じています。

回答を頂けなかった地域も多く、少し残念な結果となってしまいましたが、今後も定期的にこのような調査を行い、マイクロチップの現状の公開し、飼い主及び行政の方への理解のため積極的に活動していきたいと思います。

回答を頂いた各地域の担当者の方、ありがとうございました。

レポート:島田 剛

追加

今回のレポートで疑問が発生した点について、問い合わせてみました。

▼東京都(追加調査)▼
読み取り対象を犬のみとしている理由
今後他の動物への読み取りについての考え
読み取りのタイミングについて
を聞いてみた。
2005年 9月5日 東京都福祉保健局健康安全室環境衛生課動物管理係 メールにて
お尋ねの件ですが、東京都でのマイクロチップの読み取りは、マイクロチップの普及状況を検証するため、平成15年度より試行的にやっているものです。
来年度の動物愛護法の改正に向けて、動物情報の読み取りを的確に行うことができる体制を検討し、動物種も拡げ、犬及び猫の飼主発見の迅速化・効率化を図っていきたいと思っています。

▼静岡県(追加調査)▼
2005年9月28日 静岡県動物管理指導センター メールにて
●読み取りを犬のみにしているのはなぜ
取扱い動物は犬とねこですが、下記の理由により実施していません。
1.読取操作が現状の施設では困難…ねこについては金属製の箱で引取りを実施し、そのまま処分機に入れるという方法のため、金属を通して読取が不可能で、また逃亡を防止するため箱から出せない。
2.当センターの引取実施地区におけるマイクロチップ普及が少ない。…17年6月末での登録猫頭数16頭で、県内の登録数の大半が静岡市である。
●今後の読取動物の拡大についての考え
実施率の向上を図るためには、読取体制の整備は必要と考える。

詳しくは各地域の詳細をご覧下さい。

 


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